損を一気に取り戻そうとすると、うまくいかないことが多い

「羽生善治」の肖像

羽生善治の名言。将棋棋士が語る「挽回」の手順。

勝敗は決するまで、行方がわからないものだ。

したがって、勝負の途中で、劣勢に立たされることもある。当然、逆に優位に立っていることもあるだろう。

劣勢に立たされている場合、どうしても"一発逆転"を狙ってしまうが、"一発逆転"は往々にして実現しないだろう。

そのことを羽生善治は的確に指摘している。

そして、このことは人生というマラソンにも言えることだ。若いころの失敗は、一気に取り戻そうとするのではなく、後年までかけて取り戻せばいい。焦らないことが肝要だろう。