サービスが先、利益は後

「小倉昌男」の肖像

小倉昌男の名言。当時、民間企業初だった個人向け小口貨物配送サービスとして「宅急便」を巨大ビジネスへ育て上げた経営者が語る"サービス"と"利益"の間の優先順位。

利益が出るようになってから、サービスの質を向上させるのか。それとも、先にサービスの質を追求していき、その結果、利益が後からついてくるのか。

このことについて、小倉昌男はストレートに後者だと述べている。

配達サービスではトラックはもちろん人員などの固定費がかかるがそれを先行投資と捉え、先にサービスを充実させた。

すると、個人向け小口配送便にはニーズがあると確信していた小倉昌男の読み通り、クロネコヤマトの宅急便は大きなビジネスとなり莫大な利益を生む事業となっていった。

まさに『サービスが先、利益は後』なのである。